S.Y N(シン)の人柱投資

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【書評】GDP、GNI、PPPってなに?

どうもこんにちは、S.Y N(シン)です。

 

本日は読書投稿日ですので、オススメの本について紹介していきます。

まずは現在の読書数についてアップデートです。

 

■現在の読書数:480冊

■短期目標:500冊

 

それでは今週ご紹介する一冊はこちらです。

 

 

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経済学の95%はただの常識にすぎない

 

本書は、ケンブリッジ大学で経済学者を務めている著者が、経済学の常識や歴史について纏めた一冊となります。

 

2015年発行の本で少し内容が古く、かなり分厚くて読みづらいのは難点ですが、細かい経済学の内容が解説されているので、経済学の予備知識を持った方におすすめですね。

 

今回は、そんな本書で紹介されている内容から、よく耳にするGDP、GNI、PPPについて、ご紹介していきましょう。

 

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1.GDP(国内総生産)

最初にご紹介するのは、GDP(国内総生産)についてです。

その名の通り国内で生産したものの金銭的価値を表す数値指標で、アメリカ1位、中国2位、日本3位なのは有名な話ですね。

 

実際トップ5カ国で世界経済の半分程度を生産しており、どれだけ先進国に経済が偏っているかが分かります。

 

しかし、GDP(国内総生産)は1人単位の値ではないので、近年人口の多いインドがかなりの伸びを見せており、近い将来このランキングは一変するとも言われています。

 

何にしても、単純にGDP(国内総生産)が多い国が偉いというわけではありませんが、よく耳にする単語として意味は知っておきたいですね。

 

2.GNI(国民総所得)

続いてご紹介するのは、GNI(国民総所得)についてです。

これもその名の通りですが、国民全体の収入総計を表しており、これを人口で割ることによって、一人当たりの所得を算出することができます。

 

あくまで平均所得であり、貧富の格差が大きいほど実態とは異なる数値になりますが、このGNIで見るとノルウェーやスイス、デンマークといった国々は、かなり所得が大きいことが分かります。

 

もちろん、その分税金が高額であったりするので、一概に高所得国と言えるわけでは無いものの、これらの国に行くと日本の年収との違いに驚くかもしれませんね。

 

3.PPP(購買力平価)

最後にご紹介するのは、PPP(購買力平価)についてです。

GNI(国民総所得)が高くても、物価が極端に高ければ裕福とは言えないのではないか?と思った方もいるかもしれません。

 

これはまさしくその通りで、ビックマック指数などが有名ですが、各国で同じものを購入する時に、どの程度の金額が必要かも加味しなければ、真の富裕国か判別することができません。

 

ここで出てくるのがPPP(購買力平価)で、簡単に説明すると物価の高低と所得を掛け合わせて、購買力を算出する方法になります。

 

こうすると、先ほどのノルウェーは出てきますが、他の上位国はルクセンブルクや、シンガポール、クウェートなど少し異なる顔ぶれが見えてきます。

 

もし、海外移住を考えている場合、こういった知識も持っていた方が、より視野を広く持って検討できそうですね。

 

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おわりに

ということで、今週は経済学に関する本について紹介させて頂きました。

この他にも、経済学の目線で見た過去の恐慌なども紹介されていますので、より詳しい内容が知りたい方は、是非本書を読んでみてください(´∀`)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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