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【簿記3級】期中に固定資産を売却した場合の仕訳とは?

どうもこんにちは、S.Y N(シン)です。

 

本日は簿記投稿日ですので、引き続き簿記3級取得へ向けた学習内について紹介していきます。

 

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はじめに

前回の投稿で、固定資産を売却した場合の仕訳についてお伝えしましたので、今回はその応用で、期中に固定資産を売却した場合の仕訳について解説していきます。

 

固定資産を売却した場合の仕訳についてはこちら!

www.hitobashiratoushi.com

 

固定資産は単純な売却だけでも難易度が高いですが、期中に売却することで更に難易度が上がります。

 

逆に言えばそれだけ簿記の試験でも狙われやすいので、しっかり仕訳方法をマスターして点数を稼いでいきましょう!

 

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期中に固定資産を売却した場合の仕訳とは?

それでは早速、期中に固定資産を売却した場合の仕訳について解説していきます。

 

前回の例題に少し条件を追加して、間接法で仕訳を確認していきましょう。

 

■例題

XX年1/1に購入した10万円の備品(期首の減価償却累計額は4万円、耐用年数5年、残存価額0円)を、6/30に8万円で売却した場合の仕訳とは?

※会計期間は1/1~12/31とする。

 

大分条件が加わってややこしく見えますが、一つずつ分かるところから考えていきます。

 

まず、今回対象の備品は10万円で残存価額0円、5年償却というところから、以下の計算で1年間に2万円減価償却されることが分かりますよね?

 

10万円 - 0円(残存価額)/ 5年 = 2万円

 

ということは、減価償却累計額は4万円と記載されているので、この備品は購入から2年以上~3年未満経過していることが分かります。

 

つまり、もし期が終わる12/31に売却していれば前回記事で解説した通り、以下のような仕訳になるというわけです。

 

■仕訳例

未収入金            80,000 | 備品 100,000

減価償却累計額 40,000 | 固定資産売却益 20,000

 

しかし、今回の問題では売却時期が6/30となっているので、ここから更に一工夫が必要です。

 

まず、6/30ということは1/1から考えて、ちょうど半年経過していることが分かります。

なので半年分の減価償却費を月割りで計算してみましょう。

 

1年間で減価償却累計額が2万円増えていたので、半年分の減価償却費は1万円ということが分かりますね?

 

そしてもう一つ押さえて欲しいのが、年間の減価償却費を決算仕訳で、減価償却累計額に振り返るという点です。

 

減価償却費の決算仕訳はこちらの記事をチェック!

www.hitobashiratoushi.com

 

 

これを加味して、月割り分の減価償却費は減価償却累計額ではなく、あくまで減価償却費として処理します。

 

ここまでの話を総合すると、ようやく正解の仕訳が見えてきますね?

期中に固定資産を売却した場合の仕訳はこのようになります。

 

■仕訳例

未収入金            80,000 | 備品 100,000

減価償却累計額 40,000 | 固定資産売却益 30,000

減価償却費        10,000

 

いかがでしたでしょうか?

文章で解説すると非常にややこしく感じますが、慣れると感覚的に分かるようになってきますので、是非反復して練習してみてください!

 

租税公課と資本金に関する仕訳とは?

固定資産に関する仕訳は一通り解説しましたので、次回からは租税公課と資本金に関してお伝えしていきます。

 

固定資産ほどややこしくなく、比較的点数が稼ぎやすい単元なので、しっかりマスターしていきましょう!

 

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おわりに

ということで、今回は期中に固定資産を売却した場合の仕訳について、お伝えさせていただきました。

簿記取得を目指している方は参考にしてみてください(´∀`)

 

最後までお付き合いありがとうございましたー!

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