【簿記3級】運賃などを立て替えた場合の仕訳とは？

どうもー、S.Y N（シン）です。

本日は簿記投稿日ですので、引き続き簿記3級取得へ向けた学習内容について紹介していきます。

■スポンサーリンク

初月無料で経理の仕事に役立つ150以上の動画が学べるサイト【Accountant's library】

はじめに

前回の投稿で、内容不明の入金を受け取った場合の仕訳についてお伝えしましたので、今回は運賃などを立て替えた場合の仕訳についてお伝えしていきます。

→内容不明の入金を受け取った場合の仕訳はこちら！

www.hitobashiratoushi.com

今回紹介する立替の仕訳は、これまでの仮払・仮受や前払・前受と違って、対となる仕訳がありません。

その分特殊な仕訳パターンを覚えておく必要がありますので、しっかり理解しておきましょう！

商品を仕入れる側が運賃を立て替えた場合の仕訳とは？

それでは早速、運賃などを立て替えた場合の仕訳について見ていきます。

まずは分かりやすいパターンから見ていくために、ここでいう運賃を商品引き取り時の運送費だと考えてください。

もし1万円の商品を仕入れて、運送費は無料（売り手負担）だった場合、着払いの運送費を一旦立て替えておくケースが出てきます。

その場合、まずは立替金という科目を使用して仕訳を起こします。

仕入 10,000  |  買掛金 10,000

立替金  100   |  現金         100

これで立替金が発生した場合の仕訳が完成しました！

因みに、後日立替金を現金で支払われた場合は、この逆仕訳を起こすだけで大丈夫です。

現金  100   |  立替金  100

商品を売り上げた側が運賃を立て替えた場合の仕訳とは？

では続いて、商品を売り上げた側が、運賃を立て替えた場合の仕訳を見ていきましょう。

先ほどのパターンとは逆で、運送費は無料（買い手負担）ですが、運送費を事前に支払っておいたとします。

この場合2つの仕訳方法があるのですが、まず立替金を使用した場合の仕訳はこちらです。

売掛金 10,000  |  売上 10,000

立替金  100      |  現金      100

そしてもう一つの仕訳パターンは、売掛金に立替金を含めて処理してしまう方法になります。

売掛金 10,000  |  売上 10,000

                         |  現金      100

なぜ、先ほどの買掛金には立替金を含めて処理する方法がないのに、売掛金には立替金を含めることができるのか？

これは、それぞれがどういったお金かを考えることで見えてきます。

買掛金 → 後日相手に払うお金

売掛金 → 後日相手から貰うお金

立替金 → 後日相手から貰うお金

もうお分かりですね？

立替金と性質が同じなのは、売掛金だけなので、立替金は売掛金にしか含めることができない。というわけです！

従業員に給料を支払った場合の仕訳とは？

次回は従業員に給料を支払った場合の仕訳について見ていきます。

給料に関する仕訳は簿記3級に必ずといっていいほど出題されますので、仕訳方法をマスターできるように頑張っていきましょう！

■スポンサーリンク

確かな目利きでサイト売買をサポート！【サイト売買Ｚ】

おわりに

ということで、今回は運賃などを立て替えた場合の仕訳について、お伝えさせていただきました。

簿記取得を目指している方は参考にしてみてください(´∀｀)

最後までお付き合いありがとうございましたー！