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【書評】司馬遼太郎から学ぶ日本史とは?

どうもー、S.Y N(シン)です。

 

本日は読書投稿日ですので、オススメの本について紹介していきます。

まずは現在の読書数についてアップデートです。

 

■現在の読書数:376冊

■短期目標:500冊

 

それでは今週ご紹介する一冊はこちらです。

 

 

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司馬遼太郎から学ぶ日本史

「司馬?太郎」で学ぶ日本史 (NHK出版新書 517)

「司馬?太郎」で学ぶ日本史 (NHK出版新書 517)

 

 

本書では、歴史家の著者が司馬遼太郎を題材に、歴史について紐解いていく内容となっています。

 

終始、司馬遼太郎の著書を基に話が進んでいきますが、非常に丁寧に分析と解説がなされているため、司馬遼太郎の著書を読んだことがない方にとっても勉強になる内容でした。

 

勿論、司馬遼太郎が好きな方にとっても楽しめる内容になっているため、歴史に興味がある方なら誰にでもオススメできる一冊となります!

 

今回はそんな本書で紹介されている中でも、

明治と昭和の動きについて、特に感銘を受けた点を3つ紹介していきます。

 

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1.明治人と現代人

最初にご紹介するのは、明治人と現代人の違いについてです。

 

明治と現代の違いは沢山ありますが、その中でも現代人が明治人に劣っている点として、自立性の低さを著者は指摘しています。

 

例えば中国の経済成長率が7%で日本よりかなり高いという話を耳にした時に、現代人は「政府がなんとかしてくれないかな?と考える人が多いそうです。

しかし、明治人であれば「せめて自分の仕事は成長率7%を達成しよう!」と考えると言います。

 

これは明治時代に存在した弱者の自覚が徐々になくなり、自立性が低くなったことが原因の一つだと考えられています。

 

確かに日本の成長について、つい政治任せにしてしまいがちですので、今一度自身の仕事を見直して、各個人が日本を成長させるように努力していきたいですね!

 

2.ナショナリズムとパトリオティズム

続いて紹介するのは、ナショナリズムとパトリオティズムの違いについてです。

 

ナショナリズムは国家主義、パトリオティズムは愛国主義ですが、司馬遼太郎はナショナリズムにあまり良い感情を持っておらず、ナショナリズムの暴走が昭和の戦争を起こしたと考えていたようです。

 

例えるなら、ナショナリズムは裕福な家庭に生まれたという理由で、対した努力もせずに他人を見下し貧乏人を馬鹿にするのに対し、パトリオティズムは名家に生まれたのだから努力してより良い家にしていこう、という考えに近いと言います。

 

確かにナショナリズムな考えが蔓延してしまうと、他国を見下し戦争にまで発展してしまう恐れもあるため、各個人がパトリオティズムな考えを持つ必要がありますね。

 

3.日露戦争の華族

最後にご紹介するのは、日露戦争の華族になります。

 

日露戦争の大きな過ちとして、日露戦争で勝利した際に軍人を華族にしたことが挙げられます。

 

戦争で勝利した者が華族となり、権力を握る様を見た若者は、「戦争を辞めよう、軍を縮小しよう」などとは考えずに、もっと戦争をしようと考えます。

 

そして、ロシアの艦隊を破ったので次の相手はアメリカとなり、第二次世界大戦に突き進んでいってしまったのです。

 

今、日本は敗戦から学び戦争を避けることを考えていますが、歴史を繰り返さないためにも、何故第二次世界大戦が起こってしまったのかは、学んでおく必要があると感じました。

 

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おわりに

ということで、今週は歴史に関する本について紹介させて頂きました。

より詳しい内容が知りたい方は、是非本書を読んでみてください(´∀`)

 

最後までお付き合いありがとうございましたー!

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