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【書評】時代を語る名画たち!絵画を変えた22人の天才とは?

どうもこんにちは、S.Y N(シン)です。

 

本日は読書投稿日ですので、オススメの本について紹介していきます。

まずは現在の読書数についてアップデートです。

 

■現在の読書数:514冊

■短期目標:600冊

 

それでは今週ご紹介する一冊はこちらです。

 

 

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時代を語る名画たち

時代を語る名画たち 絵画を変えた22人の天才

時代を語る名画たち 絵画を変えた22人の天才

  • 作者:木村泰司
  • 発売日: 2019/11/28
  • メディア: 単行本
 

 

本書は、名画とそれを描いた画家の人生を中心に、時代背景について分かりやすく纏めた一冊になります。

 

絵画はその時々で名画と呼ばれる様式が異なり、今見返してもなぜ当時名画と呼ばれたか分かりづらいような作品もあります。

 

しかし、その名画が描かれた時代背景を理解すると、どういった点が斬新だったかなど、なぜ名画と呼ばれているかが分かり、より名画の良さを理解することに繋がります。

 

今回は、そんな名画を描いた画家について、特に印象に残った3名をご紹介していきましょう。

 

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1.ジャン=アントワーヌ・ヴァトー

まず最初にご紹介するのは、ジャン=アントワーヌ・ヴァトーについてです。

ロココ絵画の創始者とも言われるこちらの人物は、ルイ14世が亡くなった後、重厚で理性的な絵画より、軽やかで感覚的な絵画が受け入れられる時代に活躍します。

 

19世紀半ばよりロココ絵画と呼ばれ始めますが、その当時は雅宴画と呼ばれ鮮やかで軽やかな色彩が特徴的でした。

 

ヴァトー自身は芝居の世界に夢中になっていたこともあり、芝居のような現実のような柔らかい絵を描いていたのが特徴的で、「シテール島への巡礼」「ヴェネツィアの祝宴」など、現実と演劇の区別がつかないような名画を残しています。

 

伝統的な絵画から、より華やかな絵画が好まれるようになったのは、17世紀フランスの貴族社会らしい流れですね!

 

2.ジャン=バティスト=シメオン・シャルダン

続いてご紹介するのは、ジャン=バティスト=シメオン・シャルダンについてです。

今でもフランスで最も優れた静物画家として名高いシャルダン。

 

ヴァトーより少し後の時代を生きたシャルダンは、ヴァトーの華やかなロココ絵画とは対照的に、日常生活の一場面を切り取った風俗画や静物画を描いて有名になっていきます。

 

享楽的やロココ美術を好まない人々や、貴族とは対照的な市民階級の人から熱狂的な支持を受け、「赤エイ」などの名画を残しています。

 

同じ時代でも異なる階層の人々に、異なる絵画が受け入れられていたというのは、面白いですね!

 

3.エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン

最後にご紹介するのは、エリザベト=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラについてです。

幼い頃は文字を書くこともできず、ギャンブル好きの夫と結婚するなど若い内に苦労したルブランですが、マリー=アントワネットの肖像画を描くことによって、マリー=アントワネットと意気投合した頃から人生がガラッと変わります

 

絵に描いたようなシンデレラストーリーを歩んだルブランは、マリー=アントワネットの計らいによって王位絵画彫刻アカデミーの会員になったりと、順風満帆の人生が続きました。

 

しかし、フランス革命によってマリー=アントワネットの寵愛を受けていた自身の身も危うくなりパリを脱出。以降はヨーロッパを転々とした後ロシアに落ち着き、晩年はフランスに戻ってゆっくりと暮らします。

 

そんな女性の肖像画を描くのが上手かったルブランは、今でも肖像画の手本として様々な人に評価されています!

 

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おわりに

ということで、今週は絵画に関する本について紹介させて頂きました。

この他にも、ラファエロや、デューラー、ルーベンスなど幅広く紹介されていますので、より詳しい内容を知りたい方は是非本書を読んでみてください(´∀`)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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