S.Y N(シン)の人柱投資

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【書評】世界の真実を知るための、ファクトフルネスという考え方。

どうもこんにちは、S.Y N(シン)です。

 

本日は読書投稿日ですので、オススメの本について紹介していきます。

 

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まずは現在の読書数についてアップデートです。

 

■現在の読書数:476冊

■短期目標:500冊

 

 

それでは今週ご紹介する一冊はこちらです。

 

FACT FULNESS

 

本書は、スウェーデン生まれの著者が、統計学や医学などを学んで、世界各国を見て回った経験に基づき、様々な分野での真実を明らかにしている一冊となります。

 

これだけ聞くとネガティブな真実を突きつけられるような、なんとも言えない不安に駆られる方もいるかもしれませんが、実際にはその逆で、非常にポジティブな内容が真実として纏められているので、読み進めていくとなんだか元気が出てくる気がしました!

 

今回は、そんな本書で紹介されている内容から、特に印象に残った内容について3つご紹介していきましょう。

 

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1.ネガティブ本能

最初にご紹介するのは、ネガティブ本能についてです。

ネガティブ本能とは、世界はどんどん悪くなっている。というネガティブな考えのことで、これは大きな誤りであると著者は指摘します。

 

実際、世界中の極度の貧困にある人の割合は、過去20年で半減した。というデータもあり、世界は一歩ずつ確実に進歩しているというのです。

 

しかしながら、メディアでニュースになり易いのは、どうしてもネガティブなものが多いので、日々のポジティブな出来事は、なかなか伝わってこないということですね。

 

もちろん、メディアが全て悪いわけではないですが、ふとした時に世界のポジティブな面に目を向けるのも、非常に重要だと考えさせられる内容でした!

 

2.直線本能

続いてご紹介するのは、直線本能についてです。

あるグラフが右肩上がりで成長している時に、なんの根拠も無く、そのまま右肩上がりになると考える本能のことで、これは人間誰しもが勘違いしてしまいやすいポイントだそうです。

 

例えば、人口がここ数年で爆発的に増加したことから考えて、これからの数年で更に人口が爆発的に増え、地球の資源が足りなくなる。といった話を聞いたことはないでしょうか?

 

これこそまさに直線本能からくる勘違いで、実際のところ人口に関する学者の研究では、2100年には100億人から120億人程度で人口が安定する。と考えられています。

 

理由は単純明快で、世界の人口は経済レベルとの相関関係があり、経済レベルが上がると子供の人数が減る傾向にあるため、今後の経済レベルの成長から考えると、それぐらいの人口で落ち着くだろう。というものです。

 

これも、ここ数年で爆発的に人口が増えたから、今後も増え続けるだろう。といった、間違った先入観からくる考えなので、少し落ち着いて理論的に今後どうなるかを考えることが、非常に大事だと分かりますね!

 

3.過大視本能

最後にご紹介するのは、過大視本能についてです。

これは、最初にパッと目にした数字を、非常に重要なものだと感じてしまう本能で、この点についても筆者は警鐘を鳴らしています。

これも例で説明すると分かりやすいので、一つ数値を出してみましょう。

 

2016年に亡くなった赤子の人数は420万人

 

これを見てどんな印象を受けたでしょうか?非常に悲しく辛い気持ちになった方も多いと思います。

確かに420万人というのはとても大きな数値で、この人数を減らしていくために、我々が何をできるかを考えるのは、重要なことですね。

 

しかし、少し冷静になって考えると、この数値には比較対象が無いことに気づきます。では、2015年に亡くなった赤子の数は何人だったのか?

 

なんと答えは440万人だったそうです。もちろん人命を数字で測ることはできないですが、様々な人の努力によって、1年間で20万人も救われる赤子が増えというのは、確かな進歩だと考えられます。

 

このように、何か数字を見かけた時は、必ず比較対象を用いて、今が良くなっている状態なのか、どんどん悪くなってしまっているのかを、しっかりと見極めることが重要です。

 

そして、少しずつでも良くなっているのであれば、そのために尽力した方々を心から尊敬して、自身にもできることを考えることで、その良くなっている状況を継続できるように、みなで助け合って生きていきたいですね!

 

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おわりに

ということで、今回は世界の事実に関する本について紹介させて頂きました。

他にも、自己成長を促進するアクセルについて紹介されていますので、気になる方は是非本書を読んでみてください(´∀`)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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